(1)事前準備(経験)
コロナ渦の中でも融資を受けることができたお客様は自分で法人を設立する前に他社でオープニングスタッフとして働き、オープニングから軌道に乗るまでの流れを自分自身で経験しました。この経験を積むという行為は日本政策金融公庫の融資担当の方に好印象を与えることができました。
(2)事前準備(顧客獲得)
オープニングスタッフとして働きながら、自分で顧客を獲得する手段を学び、独立しても顧客獲得ができる土台作りに成功しました。コロナ渦で売上の根拠を示すことが非常に困難な状況のなかで、独立前に顧客獲得の土台作りができていることが融資の可否判定において有利に働いたと思います。
(3)事前準備(自己資金)
創業融資を受ける際に重要視されるものとして自己資金があります。創業するまでに自己資金として200万円~300万円くらい貯蓄していたため、創業に向けて準備ができていると判断してもらうことができました。自己資金が200万くらいあれば、融資金額500万~700万円くらいの融資を受けることができる可能性があります。
(4)まとめ
コロナ渦で創業融資を受けることが難しくなっている中でも融資に成功している方の共通点は(1)(2)(3)にあるように第3者が客観的に見ても事前準備がしっかりできているという点にあります。創業に関しては事前準備が今まで以上に重要視されていますので、ある程度コロナの状況が落ち着くまでの期間はその準備期間に充てるのもいいかもしれません。