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創業融資専門家コラム

2022.04.06
個人事業主から法人設立(法人成)することのメリット・デメリット

(1)法人成のメリット

 個人事業主から法人成することの主なメリットは

①自分の生活費が役員報酬として経費になる。⇒節税対策になる。

社会的信用度が増加する。⇒売上先が増える可能性がある。

③個人事業主が代表取締役として社会保険に加入できる。⇒厚生年金の1/2が会社負担になり、将来もらえる年金額が国民年金より増加する。(役員報酬の金額にもよりますが、国民年金より厚生年金の方がもらえる金額が多いため)

になります。

(2)法人成のデメリット

 個人事業主から法人成することの主なデメリットは

事務的な負担が大幅に増加する。⇒自分で処理する(会計ソフトの導入は必須だと思われます。)か税理士事務所へ依頼するか選択する必要がある。

②法人の場合、社会保険への加入が強制となり、従業員の社会保険料の負担が発生する。⇒個人事業主の場合は、従業員がいても5人未満であれば加入しなくてもいい。

赤字でも府や県に支払う税金(法人府(県)民税)、市に支払う税金(法人市民税)を支払う義務が生じる。

となります。

(3)まとめ

 個人事業主から法人を設立する(法人成)にあたっては(1)(2)のようにメリット・デメリットが両方存在します。メリット・デメリットをよく検討してから法人成をしましょう。

 

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