(1)新規開業費用
日本政策金融公庫が2019年4月から同年9月にかけて融資した企業のなかでの開業費用の分布は、「500万円未満」が最も多く43.7%で、次いで「500万円~1,000万円未満」が27.3%というデータを公表しました。
これを見ると1,000万円未満での開業が約70%を占めています。当事務所での今までの実績でも、「500万円~1,000万円未満」で開業する方が多いと思います。
(2)自己資金
今回、日本政策金融公庫が公表したデータの中での自己資金の平均金額は266万円となっていました。やはりしっかり自己資金を準備して開業する方が多いということがわかります。ただ、私が思っていたよりは多い金額になっています。体感としては100万円から200万円くらいの自己資金で開業する方が多いような気がします。
(3)まとめ
自己資金や開業費用というのは、「いったいどのくらいの自己資金が必要でその自己資金でいくら融資を受けることができるのか。」、「そのくらいの開業費用で起業する方が多いのか」など考えなければならないことが起業する際には多く存在します。
そういうときには、日本政策金融公庫のホームページに「2020年度新規開業実態調査」についてのデータが公開されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
専門税理士 三木 仁 |
・出身地 大阪府貝塚市 事業を立ち上げ、それを継続していくことは大変な道のりだと思います。 |