(1)自己資金を計画的に貯めること。
融資を受けるにあたって自己資金が重要なことは当コラムでも書きましたが
自己資金の金額だけでなく、その貯蓄過程も非常に重要です。
その理由は、創業融資においては過去の実績というものはなく、事業成功の
可能性は「創業に向けてどのように準備をしてきたか」という過去の準備過程
からでしか客観的に評価ができないためです。。
つまり、自己資金をコツコツ貯めていることを理解してもらうことができれば、
金融機関の融資担当の方からの評価をあげることができます。
(2)自己資金が不足している場合
私は、融資相談に来られる方で、自己資金が不足している場合には、自己資金が
十分に貯まるまで、今の仕事を継続して経験を積み、起業後の計画を練る時間に
してはどうでしょうかとアドバイスしています。
起業する以上は成功して頂きたいと思いますので、自己資金及び融資資金で余裕を
もって事業に取り組んで頂きたいからです。
(3)まとめ
自己資金がゼロでも融資は不可能ではないですが、せいぜい50万円くらいが限度です。
自己資金ゼロ+融資金額50万円では思い描いている事業が成功する可能性は低いのでは
ないでしょうか?
自己資金をコツコツ貯蓄することで、融資金額も自己資金の金額に応じて増加し、
金融機関の融資担当の方からの評価も上がるため、一石二鳥だと思いますので、起業する前に
一度自己資金について考えてみてはいかがでしょうか。